(課題)

長年見直しを行っておらず現在の企業規模や教育ニーズ教育プログラムが合っていない。報酬規程や人事評価と教育プログラムがリンクしておらず、育てたい人間に対して必要かつ適切な教育がなされていない。優秀であっても契約社員やアルバイト社員を正社員に登用することが事実上不可能で、現場のモチベーションが著しく低い。

(期待されたゴール)

現在のニーズに合致し企業の成長に寄与できる人材を開発するための教育プログラムが構築でき、誰をいつどのように教育するかの基準や、貢献に対して正当な報酬や次のステップへの成長を可能にする人事プログラム全体の構築を行う。また、非正規雇用社員の正社員への登用の道を明確にし、健全な競争を惹起させる仕組みを作り上げる。

(手段)

人事部と各部門から選抜した係長クラスを中心にプロジェクトチームを作り、現状問題点の棚卸、不満や要望のヒアリング、期待される人材のモデルケースを想定した上で現在の当社に合った教育プログラムを過去のしがらみやこだわりを捨ててゼロから構築した。契約社員やアルバイト社員の正社員登用機会と基準も明確にし、また新しい教育プログラム・人事評価制度・報酬規程・を全社員に周知した。

(結果)

教育プログラムの中身の改善だけでなく、育てたい人材が適切な教育プログラムを受けられ、またそのことが評価につながることが社内で共有でき、全体モチベーションの向上ひいては業績の拡大につながった。